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江戸時代、毎年6月1日に湯宿の主人たちが集まって白根山の渓谷にある氷谷の洞穴から万年氷を採り出し、その氷に石楠花の花を添え、入湯の客膳に供し、無病息災を祈念する風習がありました。これを「氷室の節句」といい、大正末頃まで続いた民俗行事であると言われています。
一度は途絶えてしまったこの行事を復活させたのが現在の「氷室の節句」であり、氷室より天然の氷を採って来る「採氷の儀」、その氷に石楠花を添えて神前に供える「氷分の儀」などの儀式、茶会、琴の演奏、俳句会などの催し物などが行われています。
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江戸時代、毎年6月1日に湯宿の主人たちが集まって白根山の渓谷にある氷谷の洞穴から万年氷を採り出し、その氷に石楠花の花を添え、入湯の客膳に供し、無病息災を祈念する風習がありました。これを「氷室の節句」といい、大正末頃まで続いた民俗行事であると言われています。
一度は途絶えてしまったこの行事を復活させたのが現在の「氷室の節句」であり、氷室より天然の氷を採って来る「採氷の儀」、その氷に石楠花を添えて神前に供える「氷分の儀」などの儀式、茶会、琴の演奏、俳句会などの催し物などが行われています。